onisan-tarosan2005-12-22


夢を見た。
恋人が、朝一番にわたしの家へやってくる夢で、何度も何度も目を覚ましながら、わたしは恋人がやってくるのをひそかに待ち続けていて、でも、待っていることを認めたくない。それでも、できるだけ可愛らしく眠っていようと努力をしたり、猫を撫でたりしながらずっと待っていて、けっきょく、家の扉が開いた瞬間に本当に目が覚めた。時計を見ると、まだ朝とも呼べない時間で、それでも、わたしは早く来てほしくて、来てほしくて、眠れずに、ずっとずっと待っていた。


本当は、本当に、やってきたのは、恋人ではなく、うなるような雪だった。
うまく言葉を吐き出す時間が取れなくて、頭に溜まったことばのせいで、わたしは朝から頭痛がする。