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1年という月日はあまりにも短くて

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1年。自分でも驚くほどに時間が過ぎていたんだということを時が止まってしまった日記帳を見て思い出す。それから、この過ぎていた時間のことを考えてくるけれど出てくる思いは片手で数えられるほど。ぽつ、ぽつと。 この過ぎてしまった時間はきっと、またひ…

ベランダの手すりに鴉が佇む

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風邪をひいた頭では何ひとつとして物事を進めてはいけない。 高熱が出てしまえばきっと、ものが考えられなくなるほど自分の意識が朦朧とするか、はたまた意識が高ぶって勢いで進めてしまうかどちらかになれるのだと思うけれど、微熱しか出ないのであればそれ…

密やかに願い続ける

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はたと気づいた。 いくら思い悩んでもどんなに忙しい毎日でもとにかく、心穏やかに生きていたいだけなんじゃないかと。ふたりで生きていけるだけのお金を得て、毎日きちんと話してごはんを食べて、眠って起きれる生活がしたい。 でも、たぶん、そういう普通…

朝、日が照る家が羨ましい

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夜、きちんと眠くなり、本を片手にうとうとして、朝、決まった時間にきちんと目が覚める。この1ヶ月ほど、そんな生活をくりかえすことができている。そうしてはじめて、もう長い間、こんな風にきちんと生活をすることなんてなかったな、と思い返す。 以前も…

ゆるやかな思考停止

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いまだ、考えなければいけないだろうと思っていることがまともに考えられない。頭の芯がぼんやりとしていて、考えなくちゃなあどうしようかなあ、というところで停止してしまっている。 けれど、それは以前のような焦燥感はないし、これはたぶん、考えなくて…

さも昨日まで同じことをしていたかのように

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1日のはじめにまず悩んでしまうこと。 お昼ごはんをどうするか。食べるのか食べないのか何を食べるのか買うのかつくるのか。うだうだとぼんやりと考えながら、1時間2時間とやりすごす。でも、そのうち手も足もとても冷たくなってきて、やっと観念して、重い…

煮えたかどうだか食べてみろ

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いまだ無職で、学校も終わってしまって、時間がたんまりあって、あれもできるしこれもできるのに、何もできない。胸がいっぱいで、何より時間がやたらと重い。感覚もずいぶん麻痺してきている(気がする)。ずるずる時間に引きずりこまれているこの感じ。いや…

おぼえがき

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「お前はいい子すぎるからうまく立てないんだ」 「だってお前、立ってるだけで精一杯て感じやもん」 「今にも倒れそうで、心配でたまらない」 「誰かにちょっとしたことを手助けすることは思いついてもお前を助けてやれることは何も思いつけなかった」 そう…

恐いから離れられないだけなんだ

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本当はどうしたら良いものなのか、いまだに決められない。 揺れ動きつまづいて、涙ばかりで笑えなくて、それならいっそ、楽に今だけみつめて生きれば良いのに、なんてことを考えるくせに、今すら恐くて見られない。誰のせいだとかそんなことはどうでも良いの…

いちたすいちは

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広い広いところでは、人間ひとりの力っていうのはものすごくちっぽけであるのかないのかよくわからないものだけど、そこにもうひとりの人が加わると、倍どころか以上の力になるよなぁ、ということをよく思う。 たとえば、何かをはじめようとした時。ひとりで…

言うは易く行うは難し

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ちゃんと頑張るよ。お父さんとお母さんが哀しむから。 ちゃんと生きなきゃ。否定することになっちゃう。踏ん張れ。なんとかなるなる。

ピアスしても良いじゃない女の子だもん

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わたしの耳には穴が5つあいていて。右に2つ、左に3つ、全部高校生の頃にあけた。でも、山ほど集めたピアスの収納場所に困って(ついでに収納方法にも困って)、いつもぐちゃぐちゃにアリエルの缶カンの中に入っているもんだから、5つも出すのが面倒で、あん…

眠れぬ夜に朝はくるのかい?

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新年早々風邪をひいた、みたいで。 今日は1日おとなしく布団の中で、眠ったり起きたりの繰り返し。 おかげで、少しだけのどの痛みはやわらいだものの、日中散々眠り呆けていたせいで、けっきょく、1番眠っておくべき時に眠れなくなった。というこの悪循環。

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夢を見た。 恋人が、朝一番にわたしの家へやってくる夢で、何度も何度も目を覚ましながら、わたしは恋人がやってくるのをひそかに待ち続けていて、でも、待っていることを認めたくない。それでも、できるだけ可愛らしく眠っていようと努力をしたり、猫を撫で…

君が泣くと僕もかなしい

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けっきょくはさみを持ち出したのはどちらだったのか。 それはもう定かではないのだけれど、恋人は泣いて、わたしは洗い浚い醜いほどに打ち明けて、ついに恋人はおそるおそる、わたしを見ようとしてくれている。 彼が気づいているのかそうでないのか、わたし…

君に贈るよこの愛のことばを

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臆病者の恋人に、こうしてわたしに対する恐怖を植え付けて、どんどんわたしから離れていけば良いよ、と囁いてみたところで、けっきょく臆病者の恋人は、バチリと切り落とすことはできないんだろう。 それをわかっているくせに、わたしは、わたしも、わたしだ…