いちたすいちは

onisan-tarosan2006-01-28


広い広いところでは、人間ひとりの力っていうのはものすごくちっぽけであるのかないのかよくわからないものだけど、そこにもうひとりの人が加わると、倍どころか以上の力になるよなぁ、ということをよく思う。
たとえば、何かをはじめようとした時。ひとりではじめるにはまず下調べして準備して行ってはじめて始められるのに、その何かを知っている人が身近にいれば、下調べも準備もなしに、別にはじめるつもりがなかったとしても、知らない間にはじめることができてしまう。だとか。何かについて考えている時。ひとりではぐるぐるぐるぐる考えが堂々巡りしてしまうことが多いけれど、誰かに聞いてもらいながら一緒に考えると、すんなり結論が出てしまったりする。だとか。
そして、そういう困ったことがあってもなくても望んでいても望んでいなくても何かしら人間同士、出会ってしまうもので、それを縁と呼ぶもので。そういう縁に助けられて人間ていうものは大きくなったり成長したり学んだり悩んだり喜んだり悲しんだり苦しんだりするんだろう。きっと、そんな縁がなければ、もしかしたら何もできないままか、何もする気が起きないままか、何も言えないようなことになってしまうんじゃないだろか。
これは、意識していなければなんてことないけれどなんとなく意識すると不思議で、それこそ奇跡と呼んでも良いことだってあると思う。どんな出会いであれ。
それはあんまりにも当たり前で、あんまりにも儚い。
消し去ろうと思えばかんたんにできる。それぞれの人の記憶以外は。


わたしは、そういう出会いを最近、そんな縁をどこか軽く見ている気がする。自分が傷つかないために、バッサバッサと切り捨てていっているような気がする。やだな、こんなの。ちゃんと、普通に、感謝できるようになりたい。
て、けっきょく自分の話。