朝、日が照る家が羨ましい

onisan-tarosan2007-04-30


夜、きちんと眠くなり、本を片手にうとうとして、朝、決まった時間にきちんと目が覚める。この1ヶ月ほど、そんな生活をくりかえすことができている。そうしてはじめて、もう長い間、こんな風にきちんと生活をすることなんてなかったな、と思い返す。


以前ももちろん、夜は息絶えるように眠ってはいた。けれど、朝よ来るな、朝は来ないでとありもしないことを思い巡らし強く願って、1分1秒引き延ばすことばかりをしていた気がする。それを異常だとも思わないし、今やるべきことがある代償だからと納得もしていたけれど、どこか貧しく、危ういことだとも思っていた。
自分が自分らしく生きていない気がする、とこんな小さなことを大きく考え、危機感ばかりを募らせて、そうして最後に恐怖だけを残してしまった。


だからこそ、今こんな生活を送っていることを幸せに思う自分がいるのだと思う。
朝、窓に差し込む日を見るとうれしくなる。緑が元気に生きていることを確認できる。朝ごはんは何にしようか、コーヒーをいれながらふわふわと考える。
たとえ少し時間が足りなかったとしても、最低限、そんなことを思える生活が、きっとわたしの性に合ってる。
そうできなくなることを恐れるのではなくて、ただそういうものなのだと受け入れ、そうして生きていければ良いのに、とただ、思う。